最近読んだ本

最近自分の語彙力のなさに辟易した。
ので、少し本を読んでみようと。どうせ帰り道の20分は苦痛だし。




買ってみたのは新潮文庫から出ている辻仁成の『ミラクル』。
半分が抽象的な挿絵で作られており、ページは100ページほど。

辻仁成の作品は表現がソフトで読みやすい。今は村上春樹の本を読んでいたりするけれど、やっぱりそれと比べてとても読みやすかったという印象がある。
だから好きなんだが。冷静と情熱の間も読んだしなぁ。

内容としては生まれながらに母のいない少年の、大切なものが欠けた生い立ちを語っていくもの、というべきか。
母のいない少年とは、かくもしっかりしており、しかしどこか普通の子供にあるべき何かが欠如している。
一方で父親は愛する妻の死を認められず、それゆえに子供に嘘をついていた。現実に目をそむけてしまうのも悲しいが、同時に哀れである。
そんな中で少年は、幽霊を見ることができるようになる。そして幽霊とお話したりするのだが、しかしそれは子供というピュアな存在であればこそできること。現実を知らず、また親の嘘を信じ込んでいればこそ。
ある日偶然似た境遇の少女にそれを指摘され、少年は葛藤する。そして幽霊に相談する。幽霊は言う『大人になると子供のころの記憶や思いは忘れてしまう。それが大人になるということ』と。
そういった大切なものを、大人になるとどこかへおいていってしまうのだ。
だからこそ、信じていれば、あるいはいつまでも幽霊を見続けられるという。


なんかアレだな(==;
まあ、そんな感じのお話。要するに人間って大人になるとなんか昔あったきらきらしていたものがいつの間にか消えているよなぁ、っていうこと、かな。
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by silver-dream | 2005-10-22 06:14 | 雑記
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