桜の森の満開の下で

東方のSS界隈にて、自分の未熟さを悟った昨今。
今の最新作こそ、神が降りたゆえに好評を博しているものの。

いまだ自分に足らぬものを培うため、本を買うことに。
買ったのは、此枝しゃも紹介した坂口安吾の『桜の森の満開の下で』



なぜ此枝しゃの紹介した物を選んだのか。
簡単に言えば、私が此枝しゃにあこがれていて、彼女の感性と表現が好きだから。

此枝しゃの深く豊かな知性と人間性に興味があった。

人を培うのは、経験とか、あるいは読書とか。
以前此枝しゃの小説を読んで、とてもやわらかくて繊細な表現にじーんと感動したこともあったので、ぜひ知りたかった。その感性を培ったものを。


で、読んでは見るわけだが……

率直に感想を言うならば。
『狂ってやがる』
その一言に尽きる。
此枝しゃが映像化できない風景、と言っていたのもわかる。
精神的な恐怖、圧迫、それを感じさせる風景と、その上で見渡す世界。
そりゃあ、ビジュアル化できないでしょうよ……

だけれど読んでいて空恐ろしかったのは確か。
恐ろしいほどの筆力を感じた。

1500円と割と高いが、400ページ近くある短編集。
まだまだいろいろと面白そうなものが多い。
今は土と農民に関するお話を読んでいたりします。


良いものに触れて、もっといろいろと自分を広げていきたい。
がんばろう、自分。
[PR]
by silver-dream | 2005-11-28 03:36 | 雑記
<< レス返し~鎮魂歌を唄いましょう~ イラストUP >>