月曜日には法哲学なる講義があるのだけれど。
なかなかに興味深いネタだったので取り上げてみる。 例えばかつてB型肝炎が猛威を振るったとき。 それを治すための薬を作るのに、何匹ものチンパンジーが実験動物として使われた。 例えば安全に使うことができる人工的な血管を開発するために、別段心臓に異常がない犬にそれを埋め込む手術をしたりすること。 こういった数々の生体への実験を繰り返すことによって、私達の世界の医療は成り立っているわけだけれど。 それは許される行為なのだろうか。 現実に、新しく医薬品を開発したり治療薬を作っていくうえで、どうしても生物への影響を考える上で、実験は必要になる。 そりゃあ実際に人体でもって試行できればいいわけだけれど、実験段階の薬の実験台になって誰が好き好んでなりたいか。 それに何より人間は奴隷的拘束を受けないと憲法に規定されている。 ではそれなら動物ならいいのだろうか。 私は以下の二つの点から是とするしかないと考えている。 1.代替手段がない。動物を使うことでしか実際の生命への影響がわからないのであれば致し方ない。何より、そういった実験の積み重ねで今の医療技術があることを考えれば、やむをえないといえる。 2.動物には人間同様の権利はないと思う。少なくとも刑法上動物殺しても器物損壊罪だし、ペットが人間を傷つけた場合その飼い主がペットという『物』によってその人を傷つけたものと構成されるし。民法的にも『物』と扱われたはず。 かわいそう、はエゴだと思う。 だからこそ、犠牲になる命と、その命で救われる人の命に、感謝を。 そんな感じですね。
by silver-dream
| 2005-12-07 22:21
| 雑記
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