そこにはひとつの場所があった。

みんなの声がする場所がある。
楽しくざわめく声がする。





それは人の集まる場所だった。
人が寄ってきては、楽しく交わり、集合離散する、そんな場。
盛りの時間には騒がしく、けれどお日様が昇ろうかというころにはいつも静寂が残って。

そのどっちもが、私は嫌いじゃない。
好き? と聞かれると、ちょっとだけ困ってしまうかな。

人の声のしないところに人は寄らない。
人が集まらない場所に人は寄らない。

場というのはある意味生き物に近いと思う。
あるいは花のようなものか。
種をまいて、水をやって、芽が出て、育って……
花をつけるまで、いやつけたあとも、どれほど大変なのだろう。

いつも見守る立場だった。
でも、私は若くて青くて力がなくて、みんなを引っ張る力はなかった。
だから、それができる人を支える位置にいて。
それでもよかった。
たいてい無力を味わうことが多いのだけど。


今回はどうやら去っていく立場になりそう。
それはいいんだけど。
その場所を守ろうとする人がどれぐらいいるだろう。
みんなの集まる場所っていうのは、使い捨てなのかな?

コミュニティの一員であるなら。
輪を守ること、育てていくこと。
それが円滑に回るように折り合いをつけていくこと。
そういうことを考えてほしいと思うのだけど。

堅苦しい考え方なのかな。
場所っていうものはとっかえひっかえが利くものなのかな。


私も含めて、去る人がいる。
その人たちが帰ってこれる場所があることを願う。
その場所が守り育てられていることを願う。


――っていうようなポエムを書いてみたくなっただけだから深くいろいろと気にしないようにね?w
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by silver-dream | 2006-03-24 12:10 | 雑記
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